栄養価が高くガンの予防やダイエットに効果があると話題の
。スプラウトとは野菜や豆、穀類の種子の新芽のことです。
有名なのは「もやし」と「かいわれ大根」
もやしは主に豆のスプラウトで「もやし系スプラウト」といいずっと暗室で育てます。
かいわれ大根は大根の芽の「かいわれ系スプラウト」で暗室の中である程度茎が伸びるまで育ててから最後に光に当てて緑化させます。
ブロッコリースプラウトはブロッコリーの芽のことで「かいわれ系スプラウト」に分類されます。
市販のかいわれ大根もブロッコリースプラウトも葉が緑ですよね。
見た目はかいわれ大根の方が茎が太く葉が大きく育ちます。
ブロッコリースプラウトとかいわれ大根の違い 栽培の方法は?
基本的に育て方は同じでどちらも水耕栽培で栽培することが出来ます。
写真の左がブロッコリースプラウト、右がかいわれ大根です。
同じ日に種を撒いて栽培したものを
させているところですが、かいわれ大根の方が育ち方が早く大きく伸びています。根もかいわれ大根の方がしっかりはっています。
種の大きさはブロッコリースプラウトの方が小さいのでたくさん撒くことが可能です。
このような専用のポットでの水耕栽培のほかにもトレーやタッパーにコットンシートを敷いて水を与えながら育てる方法も一般的。
かいわれ大根ではあまりやっている人がいないようですがブロッコリースプラウトはジャー(瓶)での栽培もできます。
瓶で栽培したブロッコリースプラウトです。
茎が真っすぐ伸びるポットでの水耕栽培と違ってうねうねしていますが収穫が簡単です。
全体が均一に緑化させるのが難しいので栄養価はポットでの栽培の方が多くなりそうですね。
どちらの作り方でも水と気温と通気に気をつけていればぐんぐん成長してくれるので簡単に野菜を育てることが出来ます。
私も家庭菜園などやったことがなかったのですが平日の日中は仕事で不在でも育てられました。
室内の卓上など省スペースでも栽培でき、冬の寒い時期でも暖房である程度の室温があれば成長するので季節を選ばず作ることができます。
ブロッコリースプラウトとかいわれ大根の違い 味・栄養は?食べ方は?
かいわれ大根に多く含まれるのが「
」赤血球の形成に不可欠なビタミンです。
DNAの合成を助け成長を促すはたらきもあるため、妊娠中や授乳中の人は妊娠前の2倍は必要とされています。
また大根の辛味の原因でもある「
」にも抗酸化作用があり、解毒作用もあるといわれています。「
」や「 」も豊富で生活習慣病の予防にも効果があります。ブロッコリースプラウトの栄養素で特に注目されているのは「
」これもイソチオシアネートの一種です。
老化や肝機能の低下の原因となったりガンの芽をつくるといわれる抗酸化酵素の働きを高めて活性酸素を抑える働きをしたり、解毒酵素の働きを高めたり、ピロリ菌を殺す作用があったり、花粉症の症状を抑えたり、内臓脂肪の蓄積を抑制したり、悪酔いを軽減したり・・・夢のような働きをする栄養素です。
ダイエットにも効果があるといわれてテレビでも一時期話題になりましたね。
このスルフォラファンにはちょっと辛味がありますがかいわれ大根ほどではありませんし単品で生食しなければ気になりません。
「
」「 」「 」も豊富で美容にも効果があります。スルフォラファンは前駆体というかたちでブロッコリースプラウトの中にいるのですが、ミロシナーゼという酵素と出会ってはじめてスルフォラファンとして活躍します。
このスルフォラファンの前駆体は熱に強いのですが、ミロシナーゼは熱に弱いため
されています。ですがこの酵素は体内にもいるので加熱しても大丈夫。
よく噛んで食べることが重要で吸収率を高めることができます。
我が家での食べ方は、かいわれ大根は薬味としてトッピングすることが多くラーメンに乗せて食べることも。
ブロッコリースプラウトは他の食材と混ざると絡みや青さが殆ど気にならなくなるのでサラダに混ぜたりどんぶりに乗せたりお好み焼きに混ぜたりと食べ方はさまざま。
キャベツの千切りのように付け合せとしても使うこともあります。