フィギュアスケートの世界選手権に出場できる人数・組数は前年の世界選手権の結果で決まります。
優勝を争うだけでなく来季、2017年にヘルシンキで開催される世界選手権2017の出場枠をかけた戦いが世界選手権2017なのです。
ヘルシンキワールドではオリンピックの出場枠の争い=枠取りも行われるため重要な戦いになります。
世界フィギュアもオリンピックも最大の出場枠は3枠、この出場枠3枠を獲得する条件をまとめました。
実際に決まった来年の世界フィギュアスケート選手権2017の出場枠はこちら
>>フィギュアスケート世界選手権2017 日本代表の出場枠の数 3枠は?
フィギュアスケート世界選手権2016 現在の日本の代表枠
まずは世界選手権2016、ボストンワールドの日本代表の出場枠です。
男子シングルの出場枠・・・2
羽生選手の2位、小塚選手の12位=14P
女子シングルの出場枠・・・3
宮原知子選手の2位、本郷理華選手の6位で合計8P
ペアの出場枠・・・1
高橋/木原組がフリー進出できなかったため来年の出場枠は1です。
アイスダンスの出場枠・・・1
日本代表のリード兄弟はフリー進出できなかったため来年の出場枠は1です。
フィギュアスケート世界選手権2016 ワールド2017の出場枠3枠の条件
まずは出場枠の条件表から。
縦が現在の出場枠、横が3枠・2枠を獲得する条件です。
ミニマムスコア、という参加標準記録のようなものを突破していれば各国1名(1組)には出場する資格が与えられます。
出場人数(組) | 3枠になる条件 | 2枠になる条件 |
---|---|---|
1 | 2ポイント(2位)以下 | 10ポイント(10位)以下 |
2 | 合計が13ポイント以下 | 合計が28ポイント以下 |
3 | 成績上位の2人(組)に対して2人(組)の時の計算方法を適用 | 成績上位の2人(組)に対して2人(組)の時の計算方法を適用 |
女子シングルは出場枠が3なので3の条件、男子は代表枠が2人なので2の条件が適応されます。
アイスダンス、ペアは1の条件です。
このポイントとは単純に順位=ポイントとなっています。
2人の合計が13ポイント以下ということは1位と12位、6位と7位など上位2名の順位が合計13以下ということです。
(16位以下は16P、ショートからフリーに進めないと18P、予選落ちは20P)
代表選手が1名の国は1人だけの結果で3枠取ることができますが2~3名の場合は2人以上の活躍が必要です。
女子シングルは昨年、宮原知子選手の2位、本郷理華選手の6位で合計8Pだったため3枠獲得、
男子シングルは羽生選手の2位、小塚選手の12位=14Pと1ポイント差で2枠、
ペアとアイスダンスは高橋/木原組、リード兄弟がフリーに進出できなかったため1枠となっています。
オリンピックの出場権争いに多くの選手を送り込むためにも1枠でも多く出場枠を獲得してほしいですね。
実際に決まった来年の世界フィギュアスケート選手権2017の出場枠はこちら
>>フィギュアスケート世界選手権2017 日本代表の出場枠の数 3枠は?