リオデジャネイロオリンピック2016の男子マラソンの日本代表は選考レースの結果を踏まえて決定されます。
選考レースとなる大会と選考の条件をまとめてお届けします。
日本代表の出場枠は3枠、男子マラソン日本代表としてリオ五輪に出場できる人数は3人です。
リオオリンピック2016 マラソンへの参加資格 出場の最低条件は?
まずオリンピックのマラソン競技に出場するには最低限必要な参加資格があります。
これが「参加標準記録」です。
参加標準記録
男子マラソン 2時間18分
女子マラソン 2時間44分
このタイムを持っていなければ出場はできません。
この記録が認められる期間は下記の期間なのでこの期間内に参加標準記録以内のタイムを出した選手が選考の対象になります。
有効期間:2015年1月1日~2016年3月13日
リオオリンピック2016 男子マラソン日本代表の選考レース
リオデジャネイロオリンピック2016男子マラソン日本代表の選考の舞台となる大会は4つ。
第15回世界陸上競技選手権大会(2015年 北京)
第69回福岡国際マラソン選手権大会(2015年 福岡)
東京マラソン2016(2016年 東京)
第71回びわ湖毎日マラソン(2016年 大津)
世界陸上で上位に入った選手は内定、国内で開催される3つのマラソン大会の上位選手で選考が行われます。
リオオリンピック2016 女子マラソン日本代表の選考レース
リオデジャネイロオリンピック2016女子マラソン日本代表の選考の舞台となる大会も4つ。
第15回世界陸上競技選手権大会(2015年 北京)
第1回さいたま国際マラソン(2015年 さいたま)
第35回大阪国際女子マラソン(2016年 大阪)
名古屋ウィメンズマラソン2016(2016年 名古屋)
女子も世界陸上で上位に入った選手は内定、国内で開催される3つのマラソン大会の上位選手で選考が行われます。
リオオリンピック2016 男子マラソン日本代表の選考条件
選考条件には内定条件と選考条件があり、内定条件は該当者は即時出場が内定し選考条件は対象者が揃ってから選考が行われます。
(1)内定条件
世界選手権2015の男女マラソン8位以内入賞者で、日本選手最上位者の選手(男女各1名)
(2)選考条件
男女選考レースにおいて日本人上位3人の選手から下記の優先順位で選考
1)日本陸連設定記録を有効期間内に満たした選手(男女各最大1名)
2)選考レースでの記録、順位、レース展開、タイム差、気象条件等を総合的に勘案し、本大会で活躍が期待されると評価された選手
まずは(1)の内定条件から。
男子マラソンでは藤原正和選手の21位が最高だったため該当者なし。
ちなみにタイムは2:21:06でした。
女子マラソンでは
が2:29:48というタイムで7位に入り内定条件に該当。すでに内定が発表されています。
男子は残り3人、女子は2人が(2)の選考条件で選考されます。
選考条件の候補にはいる選手は2/29現在こちらの方々。
男子マラソン日本代表候補
福岡国際マラソン:佐々木悟(旭化成)高田千春(JR東日本)大塚良軌(愛知製鋼)
東京マラソン:高宮祐樹(ヤクルト)下田裕太(青山学院大学)一色恭志(青山学院大学)
びわ湖毎日マラソン:3月
川内優輝選手は福岡国際マラソンに出場しましたが日本人4位で候補に入ることが出来ませんでした。
今井正人選手も東京マラソンで日本人5位に終わっています。
女子マラソン日本代表候補
さいたま国際マラソン:吉田香織 渋井陽子 小田切亜希
大阪国際女子マラソン:福士加代子(ワコール)堀江美里(ノーリツ)竹中理沙(資生堂)
名古屋ウィメンズマラソン:3月13日
これらの選手の中でも有力候補になるのが「日本陸連設定記録を有効期間内に満たした選手」
福士加代子選手が大阪国際で2時間22分17秒というタイムを出し女子マラソン日本代表の2人目の日本代表の最有力候補になっています。
日本陸連設定記録
男子マラソン 2時間06分30秒
女子マラソン 2時間22分30秒
有効期間:2014年4月1日から2016年3月13日
男子には設定記録を突破した選手はおらず東京マラソン2015の2時間07分39秒という今井正人選手の記録が最高。
日本代表の選考の結果が発表されるのは3/17です!